2022年10月現在の状態です。
読んでくださっている時期では、異なる点があるかもしれませんので
その時の正確な情報は、公式サイトなどをご確認ください💦
給湯器の種類には
電気でお湯を作る「エコキュート」と
ガスでお湯を作る「エコジョーズ」があります。
それぞれメリット、デメリットがあり
我が家もどちらをつけようかかなり迷いました。
この記事では、エコキュート、エコジョーズの特徴を
比較しながら紹介したいと思います😀
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特徴の比較
①-1 お湯を沸かす仕組み
エコキュート
エコキュートは、空気の熱と電気を使ってお湯を沸かします。
従来の給湯器と違い、空気の熱も利用するため
効率よくお湯を沸かすことができます。
また、夜間の電気料金の安い時間帯にお湯を沸かし
タンクにお湯を貯めておくことで、電気料金も安く抑える仕組みになっています😀
ただし、来客など一時的にお湯の使用量が多くなり
タンク容量以上のお湯を使用してしまった場合には
昼間の高い電気料金でお湯を沸かすため、割高になることもあります。
エコジョーズ
エコジョーズは、ガスを使用してお湯を沸かします。
エコキュートのようにタンクでお湯を貯めておくのと違い
瞬間湯沸かし式なので、容量を気にせずに使用することができます。
また、水圧もエコキュートより高いため
2・3階にお風呂を作る場合は、エコジョーズの方が良いかもしれません。
①-2 サイズ、設置スペース
エコキュート
エコキュートはお湯を貯めておくタンクが必要なため
どうしても設置スペースの確保が必要になってきます。
パナソニックの370Lサイズ(3~5人用)でこのくらいの大きさです。
貯湯ユニット:1810×600×680㎜
ヒートポンプユニット:672×799×299㎜
エコジョーズ
エコジョーズは、貯湯タンクが必要ないため
省スペースで設置することができます。
リンナイの場合だと16号、20号、24号共通で
600×470×240㎜
とエアコンの室外機と同じくらいの大きさです。
①-3 災害時の利用
エコキュート
貯湯タンクにお湯を貯めているため
地震などで水道が止まってしまっても
タンクに貯まっている分のお湯は使用することができます。
ただし、不純物が沈殿している可能性があるため
飲料水としての仕様は推奨されていません💦
エコジョーズ
エコジョーズはタンクがない、瞬間湯沸かし式のため
水道が止まってしまうと、お湯を使用することはできません。
コストの比較
②-1 初期費用
エコキュート
先ほどのパナソニックJシリーズ370L(3~5人用)だと
小売希望価格で729,300円(税込)+工事費がかかります。
ただし実際は割引がされるので、この金額の6,7割位の金額になると思います。
エコジョーズ
こちらも先ほどの、リンナイ24号(オート)だと
小売希望価格406,120円(税込)+工事費がかかります。
こちらも割引がされて6,7割位の金額になると思います。
②-2 ランニングコスト
エコキュート
電気料金は、
消費電力(kW)×使用時間(h)×電気料金(円/kWh)
で計算できます。
ここでは、以下の条件で計算してみたいと思います。
・消費電力
パナソニックJシリーズ370L(3~5人用)より
中間期0.960kW、冬期1.50kW
・電気料金
東京電力エナジーパートナーより
夜間料金15円12銭
・使用時間
夜間の4時間で沸き上げと仮定
計算を簡単にするため
4~10月を中間期、11月~3月を冬期
各月30日で計算します。
中間期:0.960(kW)×4(h)×15.12円×30日×7ヵ月=12,193円
冬期:1.50(kW)×4(h)×15.12円×30日×5ヵ月=13,608円
エコキュートだと年間で約26,000円程度の電気代がかかることが分かります。
エコジョーズ
ガス料金は
ガス消費量(kcal/h)×使用時間(h)÷発熱量(kcal/m3)×ガス料金(円/m3)
で計算できます。
こちらは、以下の条件で計算することにします。
・ガス消費量
リンナイ24号ガス給湯器より
38,000kcal/h
・使用時間
24号給湯器は1分間に24Lのお湯を沸かすことができます。
今回は1日360Lのお湯を使うとして、
360L÷24L/分=15分=0.25hとします。
・発熱量 都市ガス10,750kcal/m3、プロパンガス24,000kcal/m3
・ガス料金 都市ガス180円/m3、プロパンガス540円/m3
この条件で計算すると
都市ガス:
38,000(kcal/h)×0.25(h)÷10,750(kcal/m3)×180(円/m3)=159円/日
プロパンガス:
38,000(kcal/h)×0.25(h)÷24,000(kcal/m3)×540(円/m3)=214円/日
年間にすると、都市ガスが57,240円、プロパンガスが77,040円となります。
②-3 コストまとめ
ここまでのコストを比較すると、下の表のようになります。
※設置費用は希望小売価格×0.7程度で計算しています。
エコキュート | エコジョーズ (都市ガス) |
エコジョーズ (プロパンガス) |
|
設置費用 | 500,000円 | 250,000円 | 250,000円 |
ランニングコスト | 26,000円 | 57,240円 | 77,040円 |
10年間あたり | 760,000円 | 822,400円 | 1,020,400円 |
都市ガスエリアでは、エコキュートもエコジョーズも
そこまで差がないことが分かりました。
また、エコキュートだと初期費用が高く、
ローンの借り入れ額も増えるので、もう少し差は小さくなると思います。
まとめ
この記事では、エコキュートとエコジョーズを色々な視点で比較してみました。
お湯の使い方にもよりますが
それぞれ、以下のような方にオススメです。
③-1 エコキュートがオススメな方
- ランニングコストを抑えたい
- 水道が止まったときもお湯を使いたい
- 床暖房を設置したい
③-2 エコジョーズがオススメな方
- 初期費用を抑えたい
- お湯の容量を気にせず使いたい
- 2,3階にお風呂を設置したい
- 設置スペースが狭い
どちらもメリット、デメリットがあるので
この記事を読んで参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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